最近の学生は、採用サイトを「情報を読む場所」というよりも、「その会社で働く自分を想像する場所」として見ている傾向があるようです。 就職活動に関する調査データや学生の行動を見ていくと、そうした変化がはっきりと見えてきます。 ——どんな人が働いていそうか、 ——職場はどんな雰囲気なのか。 そうした感覚的な部分を、無意識のうちに感じ取りながら、エントリーするかどうかを判断している、という声もあります。 今回は、こうした学生の声や行動を手がかりに、今の採用サイトが、どんな役割を担っているのかを考えてみます。 学生は採用サイトのどんな点から、会社の印象を感じ取っているのでしょうか。 1.学生が最初に知りたいのは、会社の雰囲気 「雰囲気が合いそうかどうかを、最初に見ている」 「働くイメージが持てるかどうかが気になる」 といった声をよく耳にします。 採用サイトを訪れた際にも、文章の内容だけでなく、写真やページ全体の印象から、無意識のうちに会社の雰囲気を感じ取っているようです。 2.採用サイトで、雰囲気が伝わりにくい理由 ✅ 文字が多い ✅ 写真が少ない ✅ スマホで見ると読みにくい ✅ 実際の職場が想像しにくい 採用サイトには、 仕事内容や募集要項など、必要な情報がきちんと載っていることが多いと思います。 一方で、学生からは 「文章を読んでも、職場の様子が想像しにくい」 といった声が聞かれることもあります。 特に、スマートフォンで採用サイトを見る場合、文字が多いページは、最後まで読まれにくい傾向があるようです。 また、写真が少なかったり、古い写真が使われていたりすると、実際の職場の雰囲気が伝わりにくくなってしまいます。 こうした点が重なることで、学生は会社の雰囲気をつかめず、結果としてページを離れてしまいます。 3.入口である説明会とWebサイトの「受け皿」に、ズレが生まれていませんか 説明会では、社員と直接話すことで、会社の雰囲気や働く人の人柄が伝わり、良い印象を持って帰る学生も多いでしょう。 その後、自宅に戻ってから、スマートフォンで採用サイトを確認する。 こうした行動は、今ではごく自然な流れになっています。 このとき、説明会で感じた雰囲気と、採用サイトから受け取る印象に差があると、学生は戸惑ってしまいます。 たとえば、説明会では明るく話しやすい社員が多かったのに、...